「個人情報が漏れる」と聞くと、名前や住所を入力してしまうことを想像しがちです。しかしセットログ(setlog)で実際に起きやすいのは、映像に写り込むことによる特定です。経路ごとに整理します。
経路1:映像への写り込み(最も多い)
セットログは1時間ごとに撮る仕組みなので、1日に何度も同じ場所が写ります。1枚だけなら分からなくても、積み重なると絞り込めてしまうのがこの経路の特徴です。
写ると特定につながりやすいもの
- 自宅の玄関前、建物の外観、部屋からの眺め
- 最寄り駅、バス停、通学・通勤路の風景
- 制服、名札、社員証、部活のジャージ
- 郵便物、宅配の伝票、書類
- モニターやスマートフォンの画面
- 店舗の看板(生活圏が絞られます)
とくに危ないのは、毎日同じ時間に同じ場所が写ることです。行動のパターンまで分かってしまいます。
経路2:プロフィールとログ名
表示名やログの名前は、同じログに入った人に常に見えています。ここに次のようなものを入れないでください。
- 本名、名字だけでも避ける
- 学校名、クラス、部活名
- 勤務先、店舗名
- 他のSNSと同じハンドルネーム(そこから他の投稿を辿られます)
最後の項目は見落とされがちです。他のサービスで使っている名前をそのまま使うと、検索するだけで別の投稿につながります。
経路3:やり取りの中で答えてしまう
会話の流れで少しずつ話してしまう経路です。単体では問題なく見える情報でも、組み合わさると絞り込めます。
- 「〇〇線を使ってる」+「バイト先が△△」+「学校は◇◇方面」
相手が個人情報を聞いてきたら、答えないことを選んでよいと覚えておいてください。理由を説明する必要もありません。
撮る前の確認リスト
- 背景に住所・所属が分かるものが入っていないか
- 他人の顔が写っていないか
- 画面や書類の文字が読めてしまわないか
- 同じ場所を繰り返し撮っていないか
ひとつでも引っかかるなら、撮らないという判断で構いません。その時間帯が空欄になるだけです。
すでに撮ってしまった場合
記録を消しても、同じログの誰かが保存していれば取り戻せません。これは技術的にどうにもならない部分です。
できることは、これから先の写り込みを止めること、そして必要ならログを作り直して共有相手を絞ることです。
まとめ
- いちばん多いのは映像への写り込み。積み重なると生活圏が絞られる
- 表示名・ログ名に所属を入れない。他SNSと同じ名前も避ける
- 会話で少しずつ答えてしまう経路にも注意。答えなくてよい
- 撮ってしまったものは取り消せない。撮る前に確認する
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